生産者の笑顔

手を抜かず真面目に取り組むからこその「笑顔」

日頃お世話になっている生産者と製造者の皆さんの、努力に裏打ちされた笑顔、シャイな笑顔、楽しい職場の雰囲気が伝わる笑顔など、コツコツと真面目に仕事をしているからこそ生まれる笑顔とその声を紹介します。

生産者さん・加工工場の方にインタビュー

interview:01

生産者・Aさん

『努力2割、自然8割』

[ インタビュアーから ] はるかの生産農家さんに話を聞きに来ましたが、自分も生まれ育った瀬戸内の自然の豊かさと、農家の方々の日々の努力・根気に改めて気づかされる話でした。

生産者・Aさん

生産者・Aさん

昭和46年に今まで勤みょうた職場を辞めて、親の親の代から続きょうる『はるか』のみかん畑を受け継いだんよ。3代目いうことじゃ。
その畑がのう、かんきつ類を育てるんにゃあ丁度ええ、瀬戸内の日当たりのええ傾斜地じゃったんよ。

瀬戸内はのう、夏は暑うて一年を通して雨が少のうて、ほんで冬は適度に冷え込むけえの。
この寒暖差と雨が少なあんは、みかんにとってはええ気候条件でのう、瀬戸内のみかんはおいしいんで有名じゃろ。

春と秋は8:00~17:00、夏場は6:00~16:00の間、毎日畑に出ようるんよ。
今年で60歳になるんじゃが、みかん生産者の中ではまだまだ若手でえ。

産地にこだわる
産地にこだわる

1月から3月の間は、毎日、剪定作業して、そんでの、花が咲いて5月になりゃあ、予防するんよ。(農薬散布)
普通はみかんで8~10回予防するんじゃけど、この『はるか』は、5、6回しかしちゃあいけんのよ。
なるべく安心して食べるれるもんを、みんなに食べてもらいたいけえの。
そんで7、8月のあちい時は、とにかく水やりをせんといけんけえ。
傾斜地ゆうんは、日当りがええぶん、水はけがええけえ大変なんよ。
秋になりゃあ、美味しゅうなるんを待って、冬にやっと獲るんよ。
収穫するときは『はるか』が、かわゆうて、かわゆうてしょうがなあんよ。みかん農家だけじゃのうて、野菜や果物を作るんは、自然が相手じゃけえの。
逆らおう思うても無理じゃけえ、とにかくみかんの木と自然と仲ようして、成長を見守らにゃあいけんわあ。
「美味しゅうて、安心して食べれるもんを作らにゃいけん」
そぎゃあな小さあプライドみたいなもんをもって、『はるか』を育てとるだけよ。

生産者・Bさん

生産者・Bさん

interview:02

生産者・Bさん

『当たり前のことをやりゃあ、美味しいもんはできる』

[ インタビュアーから ] 私も瀬戸内で生まれ育ったので、みかんづくりがどういうものかは知っているつもりでした。
しかし今回聞いた話はイメージと違い、なるほどこうすれば糖度の高いおいしいみかんが作れるんだなと感心するばかりでした。また、それを当たり前のことと言い放つ作り手に感心し感動しました。

一年を通して、木たちを普通に育ててやりゃあ、必ず美味しいもんができる。
基本は土づくりで、1月~2月にかけて肥料(堆肥)をまく。化学肥料は使わんと、1年かけて溜めとった落ち葉とかの堆肥を一輪車で畑に運んで、1本につき一輪車2杯から、大きい木で4杯分を何回も往復して撒きます。堆肥には豚骨や魚のカス、魚粉など、自然から摂れるもんを混ぜとります。
こうすりゃあ雑草が生えにくうて、夏場でも乾燥しにくい水はけのええ土になり、何より木に力がつき自然に負けない強い木に育ちます。

3月~4月、新しい根が出てくるころに、みかん畑を耕運機で耕す。古い根を切らんといけんのと、空気を土に入れてやるため。こうやって元気に新しい根が伸びるよう手助けしてやる。そんで剪定の時期。これはコツがいります。背丈が届く高さに保ちながら、いい実をつける力のある木に育つよう木のためを思って、一枝ひと枝剪定します。
いかに日当たり良くできるかを第一に考え、外側だけに葉がついたこうもり傘のような形にしてやるのがコツです。
あとは、勝手に瀬戸内の自然がおいしいみかんを作ってくれます。

また、木と木の間隔は十分に開いているほうがええ。雨上がりに木の間を歩いて葉っぱについた水滴で濡れんくらいが丁度ええ。
古い木も30年以上のものは抜いてしまいます。年月を重ねた木の実の方が美味いのは当然じゃけど、30年以上も経つとさすがに木の力が落ちてくる。

当たり前のことをやりゃあ、美味しいもんはできる
当たり前のことをやりゃあ、美味しいもんはできる

この道50年、おかげで栽培農家が少なく難しいと言わりょうる石地みかんが、毎年実をつけてくれてます。
多くの農業の技術員が見学に来られますが、10年や20年ではまだまだヒヨッ子。手間隙かけて愛情かけて何年も続けることが一番大切なことなんです。

「懐は辛かろうが、地に喜ぶものをやれ」をモットーに、毎日落葉を拾い、草を取り、剪定をし、みかんの木と話をしています。

interview:03

加工工場・Aさん

『チームワークがウリよ』

[ インタビュアーから ] 獲れたてのおいしいかんきつ類を加工している工場におじゃまして話を聞きました。仲のいいメンバーばかりというだけあって、規律正しい中にも和気あいあいの楽しい雰囲気があふれる職場というイメージでした。

加工工場・Aさん

生産者・Aさん

工場の従業員は10年以上いっしょにやってるメンバーがほとんどなんですよ。みんなベテランになってしまいましたけど、とにかく仲がいいんです。
お昼ごはんもみんな一緒、休憩もみんな一緒、年に何回かはみんなで旅行を楽しみます。
女性がほとんどの職場で、男の人は肩身が狭いかもしれませんが、商品を作るのに女性の細やかさや、感覚が大切なんです。

力仕事は男の人に頑張ってもらってるけど、目の付け所が女性とは違うし、やぱり繊細な仕事が多いココは、おばちゃんたちの職場ですね。

チームワークがウリよ
チームワークがウリよ

気を付けとることは、衛生面はもちろん、おいしいものを作ってくれた農家のみなさんから預かった、みかんたちの素材が最大限おいしさを発揮できるように、細やかな作業を丁寧にするようにしてます。
まあ、普通に出荷できるみかんとかを加工してるので、おいしいに決まってますけどね。

あと、商品開発もやってます。お客様からの要望や希望を直接聞いて、試作品を作ってみてます。それを自分の家に持って帰って子供やおじいちゃん、おばあちゃんに試食してもらって、話を聞いてみて、評判が良ければそこから改良していくんです。

まあ、いろいろやってますので、また見に来てくださいね。

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